ミドルパッカー放浪記

バックパッカーとパッケージツアーの真ん中の旅を続けるミドルパッカーの記録です。

【シンガポール→バンコク】マレー鉄道での注意ポイント

 

色々とブログを参考にしてみましたが、以下の点が不明なままだったのでお知らせします。

特にタイからマレーシアへ向かう人のブログは多いのですが、反対方向の情報が少ないです。

 

ジョホールバルからクアラルンプールに向かう際のGEMASでの乗り換えについて

 

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GEMASへ向かうディーゼル機関車

 

・2019年8月時点でジョホール10時10分発の場合、GEMAS接続時間は15分しか無いです。

・残念ながら接続に失敗。ジョホール〜ゲマス区間は電化されておらず、ディーゼル車です。

・稀な例かもしれませんが、牽引するディーゼル車がジョホールから30km地点で故障しました。結果、代替車両の到着まで1時間30分遅延し、最終地ゲマスには1時間遅れでの到着となりました。

・最悪、バスを探すか、ジョホールへ引き返す覚悟ではいましたが、車掌から「ゲマスに着いたら隣のホームの電車に乗れ」と言われたので指示通りに乗ったところ、数駅進んだところで回送となり、そこから先はKTMコミューターという普通列車に乗ってクアラルンプールに向かうことになりました。

・予約していたのは日本のJRでいうところの特急列車だったと思いますが、普通の通勤電車でした。恐らく、列車が遅れたので代替列車が用意されたのではないか?と推測しますが、よく分かりませんでした。

 

ペナン島でGrabは使えるのか?

・普通に使えます。数秒で捕まるのでクアラルンプールやシンガポールよりも早いくらいです。Butterworthからペナン島に渡るにはフェリーあるいはタクシー(Grab)で渡ることができます。

・クアラルンプールからバタワースへの到着時間は安全をみて昼間の便にしましたが、深夜便でフェリーがなくなっていても、橋をタクシーで渡ってホテルにたどり着くことはできたような気がします。

 

③ 最も懸念していたPadang Basarでの乗り換えについて

・まず、Padang Basar(タイ側)とPadang Basar(マレーシア側)が全く別の駅としてあります。

 ・Padang Basar(マレーシア側)はマレーシア国内に位置していますが、両国のイミグレがあります。

・クアラルンプール方面からパダンバサール駅(マレーシア側)に着いたら、人の流れのままに2階に上がるように誘導されます。2階には待合スペースと軽食のできる売店があります。

売店の向かいに1階へ降りる階段があるので、そこから降ります。多くの乗客は駅の外へ出て行く陸橋を進んでいきますが、彼らはバンコクへ向かうわけではないので、駅から出る必要はありません。

・階段を降りると右手がマレーシアのイミグレ、左手がタイのイミグレとなっています。

・ちょうど真ん中のあたりにベンチがあると思うので、その辺りで両側の様子を伺っていると良いと思います。

 

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右手:マレーシアのイミグレ

 

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真ん中通路

 

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左手:タイのイミグレ

 

・多くのブログではっきりしなかったのが、その人がマレーシア時間とタイ時間のどちらで書いているのか不明だった点です。マレーシアとタイでは1時間の時差があるので、間違えると致命的です。

・マレーシア時間の16時頃にタイ方向からやってきた列車に合わせて、両方のイミグレが開きました。まずその列車に乗ってきた乗客をタイ出国、マレーシア入国の順に進めていきます。その間、バンコクへ向かう乗客は反対側のホームで待機するように指示されました。

・タイからやってきた乗客の出入国が終わると今度はバンコクへ向かう乗客のマレーシア出国、タイ入国の手続きを行っていきます。ここで混乱したのが、マレーシア出国スタンプをもらっていないのに、タイの出入国管理官からタイのイミグレカードを渡されたことです。結果的には時間短縮のために先に書かせていたようで、どちらかといえば、マレーシアよりもタイの出入国管理の近辺にいる人たちのほうがしっかりしている印象でした。

・タイからやってきた列車に合わせてイミグレを開いていましたが、その後に再び開かれることはなかったです。上の階のレストランにいると気付かずに逃してしまう可能性がありそうですし、寝台列車の時間に合わせてパダンバサール(マレーシア側)に来ると出入国手続きができずに乗れなくなりそうです。

・もう一つ混乱するのがタイのBangkok行きの前にタイのHatYai行きの列車があり、これらの乗客と合わせてイミグレ手続きを行っていました。そもそもBangkok行きの寝台列車にパダンバサール(マレーシア駅)から乗車する人は片手で数えるほどしかいなかったので、それだけのためにイミグレは開いていないのかもしれません。

・結局のところ明確なルールが分かりませんが、マレーシア時間18時に出発する列車だったとしても、1時間前に行ってもパダンバサール(マレーシア側)のイミグレを使えないため、駅から離れた陸路のイミグレを通過して、パダンバサール(タイ駅)まで陸路移動しなければならなくなりそうです。

・マレーシア時間15時くらいにはパダンバサール(マレーシア駅)に到着していたほうが安全です。バタワース発パダンバサール着の場合、12時25分発14時16分着、14時25分発16時16分着のどちらかのKTMコミューターになります。

 

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バタワース駅の時刻表(2019年8月19日撮影)

 

・何時にイミグレが終了になるかはその時の人数とオペレーション次第に見えたので、14時16分着は安全ですが、最悪国境を陸路で超える覚悟があれば16時16分着で来て、駅のイミグレが開いていなかったらすぐに陸路越境に切り替えて、パダンバサール(タイ駅)を目指せば、列車自体には間に合うのではないかと思います。

・最大の難関でブログなどで調べてもよく分からなかったのですが、結局のところ正確な情報は分かりませんでした。2019年8月時点ではこのような感じですが、いつ変更になるかはわからないので、やはり列車出発の数時間前に到着するか、あるいは、陸路移動覚悟で1時間以上前には到着したほうが良いかと思います。

 

この他の情報はKTMのオンラインチケットサイトで検索しながら調べたり、他の方のブログを検索して頂ければ何とかなるのではないかと思います。